ERI MORITA PHOTOGRAPHY
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Artist Statement
“Close your eyes, make a wish.”

After my husband and I had our daughter in 2005, we went on a journey to find a perfect place to raise a family. We moved from New York to Maui, Tokyo, Shanghai, Santa Monica and ended up in Leucadia, a beach town in Southern California.

We have experienced a miscarriage and a still birth in this new destination.  I picked up a camera to spend the first and last night with my second daughter.  It was a difficult process to let her go.  If I didn't have a camera, I don't know how I survived the night.  

The series of photographs,"Close your eyes, make a wish." is a collection of fragmentary memories from 2005 to 2014.  I kept going back to the same group of people to document their lives.  “Life can only be understood backwards; but it must be lived forwards.” I often think of this quote from Søren Kierkegaard.

When I was little, I asked my grandmother what she was praying everyday in front of the altar.  She said she wished family's wellness.  I thought it was such a small and ordinary wish.  Now I understand how she felt.  I don't have a prayer like my grandmother but instead I look through a lens and keep capturing moments of our lives.

アーティストステートメント
『Close your eyes, make a wish.』

 90年代半ばに写真家をめざして、ニューヨークに渡った。写真技術を学ぶだけなら、日本でも出来たはずだ。それなのに、私は住み慣れた東京からニューヨークへ行くことを選んだ。一度新しい土地ですべてをリセットしたかった。その理由は、私が常に家族との距離をはかりかねている子ども時代を送ったことと無関係ではないと、今ならわかる。

 1999年から撮りはじめた前作『ホームドラマ』シリーズは人と人が出会い結婚し子どもが生まれ、家族を作りはじめるプロセスを、妹弟や親戚、友達の結婚を通して記録した。そこには当事者ではないアウトサイダーの視線があった。自分と被写体の間に一定の距離を置いて、同じ人、同じ場所に繰り返し戻って彼らの変化を写した。ニューヨークと日本を行き来しながら撮った写真を通して唯一わかったことは、人は恋に落ちたり別れたり変わっていくけれど、喜びも哀しみも時が包みこんで流れていくということ。このシリーズを撮る以前は、家族を持つということが未知の恐ろしいことのような気がしていた。しかし、撮っていくうちに、なまあたたかくて湿っていて、こちらの都合など容赦なくぶつかってくる子どもというものに、自分も関わりたいと思えるようになっていった。

 夫と出会ってから9年目にして2005年に娘が産まれた。子どもは出て来てみないと、どんな子がわからない。出て来た後も、どんどん変わるからわからない。親もなってみないと、自分がどんな親なのかわからない。もう9年経ったけれど、今でもよくわからない。

 子どもとは圧倒的なパワーで周りを巻き込むものであるらしい。絶対にニューヨークを離れまいと心に決めていた夫と私を、マウイ、東京、熊本、上海、サンタモニカと彷徨させ、南カリフォルニアのビーチタウンにたどり着かせたのは、他の誰でもない娘である。この作品はその長い旅の間に、出会った人々、家族や友人、そして私自身の記憶の断片を集めている。

 その後、一度の流産と一度の死産を経験した。人は自分の運命を選べないのだという当たり前のことを思い知らされた。そして、非日常はどこか遠くの別世界にあるものではなくて、日常と地続きなんだと知った。時間が癒してくれる薬だということも学んだ。悲しい記憶は消えずに古傷のようにそこにあるけれど、時とともに確実に疼きは薄れていく。恐れることはない。結果として別れがあったとしても、出会えた記憶は残る。

 幼い頃、仏壇の前で熱心に手を合わせる祖母に聞いた、何をお願いしてるのかと。家族が毎日元気で暮らしていけますようにとお願いしていると、祖母は答えた。子どもだった私は平凡な答えを聞いてこう思った。そんなことお願いしなくたって、みな元気に暮らしてるのだから、もっといいことお願いしたらいいのにと。しかし、今なら祖母の気持ちが理解できる。戦争や夫が大病で生死をさまよったことを経験した祖母は、平和に見える日常が意外ともろいものだということを知っていた。私は祖母のような祈りの言葉を持たないかわりに、カメラを手にしてシャッターを押し続ける。

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